梨状筋症候群・腰部脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア、腰椎すべり症などが原因で坐骨神経が刺激されることに起因する神経痛のこと。あくまで症状名であり、病名ではない。
顔面の知覚をつかさどる神経である三叉神経に起こる神経痛のこと。俗に顔面神経痛と呼ばれている。三叉神経の知覚を走る血管が神経を圧迫して起こる。
嗅覚を除いて、視覚、聴覚、体性感覚などの感覚を大脳新皮質へ伝える役割を担う。間脳の一部を占める。
見る、聞くといった感覚は正しく入ってきているのに、正しく認識できない状態のこと。
手根骨と屈筋支帯に囲まれた管状になった空間のこと。この管が何らかの理由で狭くなるとその中を走る正中神経が支配する人差し指・中指・薬指にしびれなどの症状を起こす。これを手根管症候群という。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つから成り立つが、その自律神経のバランスが崩れた場合に起こる病気のこと。
体組織を破壊するような刺激に反応する感覚受容器のこと。この受容器は、強い刺激、高い温度による熱刺激、組織を傷害する化学物質などの侵害刺激に反応する受容器である。疼痛には刺激時にすぐに鋭い痛みを感じ、その痛みを感じた部位が識別可能な一次疼痛と、刺激から遅れて鈍痛を感じ、痛みを感じた部位を識別しにくい二次疼痛がある。一次疼痛には高閾値機械受容器など、二次疼痛にはポリモーダル受容器などがある。
神経が障害されることにより、その神経が関係する部位に痛みやしびれが出現すること。
末梢神経が障害されて出現する痛みのこと。
麻酔薬を用いた治療法の一種で神経痛 などの恒常的な痛みを訴えている患者に行なわれる。一般的に専門の麻酔科医師が行う。
おもに小児期に感染し、水ぼうそう(水痘)を引き起こすウイルスのこと。終生ヒトの体内の神経で生き続けるが、免疫力によって封じ込められている。しかし何らかの原因で免疫力が低下すると活動を活発化させ、棲息する神経を障害して帯状疱疹を引き起こす。
頭部に感じる痛みのうち、表面痛ではないもの。
首の骨の前面に張り付くように走行している交感神経をとくに星状神経節という。
首の骨の前面に張り付くように走行している交感神経をとくに星状神経節といい、そこに局所麻酔薬を注射することで交感神経の働きを制限する治療法のこと。この治療法は筋緊張性の頭痛をはじめ顔面痛、頭痛の治療や頸背部の痛みや凝りが強いときの治療として用いられますが、実は交感神経を休めることで良い効果が期待される疾患にこの治療法は有効です。具体的にはメニエル氏病や帯状疱疹、頚肩腕症候群のほか自律神経失調症の症状を緩和し、顔面神経麻痺の場合には最善の治療法といえます。
慢性的な痛みに対して用いられる治療法の1つで疼痛部位に相当する脊髄の硬膜外腔に電極ラインを通し、電気的な刺激をあたえる。慢性疼痛の治療に効果的。
閃輝暗点(せんきあんてん)ともいう。しばしば片頭痛に先行して起こる視野がどんよりとしたような、見づらいような状態。
見当識障害(人や周囲の状況、時間、場所など自分自身が置かれている状況などが正しく認識・識別できない状態のこと)、注意力と思考力の低下、意識レベルの変化などを伴う認識障害が突然起こり、良くなったり悪くなったりと変動する状態のこと。
皮膚の表面には目立った異常が見られないにもかかわらず、かゆみ(掻痒)を感じること。
Copyright© 増田医院. All Rights Reserved.