若いころから働き者で、町では評判のおかみさんであった伊藤さんは、これまでご夫婦でうどん屋さんを営んでこられました。
数年前から腰痛に悩まされはじめ、マッサージやハリ治療などされてきたとのことですが、徐々に痛みが増してきたために来院されました。
診察室でお話を伺うと腰の痛みが中心で、立っていると足がだるくなったり身体を後ろにそらすと痛みが増すそうです。
そこで腰の骨のレントゲンを撮ったところ、腰椎すべり症と診断して腰部硬膜外ブロックをさせていただいました。初回の治療からまずまずの効果があり、2か月にわたって合計10回ほど行わせていただいた結果、現在はほとんど痛みを感じることなく過ごせているそうです。
このように、立ち仕事を長年されてきた方にすべり症は多く見られます。しかも生活に支障が出るなどのことがない限り手術をすることはありません。
しかもこのすべり症は近年増えている傾向にあります。
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