脊柱管狭窄症で大変治療に難渋した女性のおはなしです。
以前より、しばらく歩くと痛みとしびれが出てきて歩けなくなる。その際、少々のあいだ前かがみで休んでいると治ってまた歩くことができる。でも歩き始めるとまた…という症状があるとおっしゃいます。
今回は巷に浸透しつつあるペインクリニックの治療をご希望ために、当病院に来院されました。
診察の際にお話を伺うと名古屋市内の整体やハリ治療に通ったけれど、なかなか良くならないとおっしゃいます。
腰のレントゲン撮影をさせていただき、名古屋市内の総合病院で腰MRI・3DCTを撮影してきていただきました。
レントゲン・MRI・3DCTはペインクリニックでの腰痛の診断・治療に必須の検査です。それはレントゲンだけでは腰の状態を把握しきれないからです。また腰痛は腰以外(胃腸や子宮など)が原因のこともあり、慎重に診断しなくてはならないからです
結果『脊柱管狭窄症』であることがわかり、その原因は椎間板ヘルニアとすべり症だということがわかりました。脊柱管狭窄症とは脊髄が通る空洞が狭くなることで、狭くなる原因はさまざまです。今回の方は椎間板ヘルニアとすべり症が原因でした。そのほかにも骨粗鬆症であったり周囲の靭帯の圧迫であったりします。
この方には腰部硬膜外ブロックと腰痛体操で徐々に治癒していっていただきました。Copyright© 増田医院. All Rights Reserved.