わざわざ名古屋市内から息子さんとともに来院された70代女性のおはなしです。
以前から腰痛で困っておられたとのことで、当病院へ来院されました。
お話をうかがうと腰痛と太ももの痛みがあるとおっしゃいます。レントゲン撮影と名古屋市内の他院で撮影していただいた3DCT・MRIで、『すべり症』であることがわかりました。
ペインクリニックの代表的治療法である硬膜外ブロックをさせていただき、数回のうちに痛みが7割引きになったとおっしゃいました。
しかし、あと一息が良くなりません。そこで漢方薬を併用して様子を見ることをご希望されました。
そうしたら2週間くらいで徐々に効き始め、1か月ほどで痛みを感じなくなったとおっしゃいました。
漢方薬の中には腰椎すべり症に伴う腰痛に効果があるということが知られています。
漢方薬の神髄は“体質改善”にあります。痛みを感じにくい身体になるのです。
適切に使用すると、痛みの治療に強力な武器になりえます。
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