歩いていると次第に脚がしびれるものの、自転車に乗っているときは大丈夫という70代女性のおはなしです。
以前より脊柱管狭窄症で整形外科にリハビリに通っていたけれど、効果が感じられないとのことで当病院へ来院されました。
来院され診察とレントゲンを撮影しました。MRI・3DCTは名古屋市内の他の病院で撮影していただきました。
その結果、『脊柱管狭窄症』であることがわかりました。それに加えて骨粗鬆症で骨を強くする薬を飲まれているとおっしゃいました。
骨粗鬆症は骨をもろくするので、骨を変形させます。そして腰痛を起こしてくるのです。
骨粗鬆症は腰痛の原因といえるのです。
ペインクリニックでの代表的治療法である硬膜外ブロックをさせていただいたところ、数回の施行で8割ほど良くなったとおっしゃいました。しかしあと少しが良くならないと言われます。
そこで漢方診察をさせていただき漢方薬を併用させていただきました。すると1か月ほどで痛みがなくなったと言われました。
漢方薬の神髄は“体質改善”にあります。痛みを感じにくい体質にするのです。
ブロックによって痛み治療をし、併用によって体質改善をしていただくことで、痛みの治療の強力な武器になりえます。
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