40代主婦の方のお話です。
スーパーでレジでの仕事をここ10年ほどされていて、腰痛にも悩まされてきたそうです。
最近あまりにも痛いので、痛みの治療をしたいと思い紹介されて来院されました。
来院時、腰部のレントゲンとMRIを持参されていて、見せていただくと変形性腰椎症でした。
このような場合、運動療法を中心にしてブロック治療が補足する形が適切であると判断して硬膜外ブロックをさせていただき、同時にプールでの歩行運動をしていただくことになりました。
その結果痛みは以前の10分の1くらいになり、日常生活にまったく支障がなくなりました。
慢性腰痛の治療には運動療法が最適です。しかし、痛みがあるときは運動どころではありません。そこで運動療法を補助する治療という意味でも神経ブロック療法をするといいのです。身体を動かさないと人はどんどん動けなくなってきます。また痛みは早めに手を打たないで慢性化し、とてもしつこい痛みになります。
ドロ沼にはまり込む前に積極的に治療してゆく姿勢こそが大切なのかもしれません。
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