企業の営業部にお勤めの40代男性のお話です。
患者さまは約10年前から時折起こる腰痛に悩まされてきたそうですが、症状が強くて会社を休むこともあったそうです。
そんな中、今回も腰痛が悪化したため、偶然本屋さんで手にとった雑誌の特集でペインクリニックの存在を知って来院されました。
来院され腰部のレントゲン写真を撮影させていただいたのですが、特別な異常は見られませんでした。しかし痛みは我慢できないものとなっていたので、近くの病院でMRIを撮っていただくことになりました。
その結果『腰椎椎間板ヘルニア』とわかり、硬膜外ブロック治療をさせていただくことになりました。
最初の治療で痛みが半減し、その後週に1回程度の治療で痛みが減っていきました。
そして合計5回の治療でまったく痛みが感じられなくなりました。
腰痛は多くの場合手術までする必要がなく、痛みに対しどのようにコントロールするかが治療の中心です。これを『保存的治療』といいますが、保存的治療の代表格として神経ブロック療法があり、その一つとして硬膜外ブロックがあるのです。
また、腰痛には運動療法などで予防をします。しかしその一方で身体は動かさないと動けなくなります。
痛い時は身体を動かさないように安静にしたいものですが、一方身体は休ませるほど動かなくなってしまいます。そこで神経ブロック治療で痛みを取り、適度な運動で腰痛を克服・予防という方法も検討されてはいかがでしょうか。
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