農業を営む60代男性のおはなしです。
高校を卒業してからずっと農業に従事してこられたそうです。そんな頃より腰痛を感じていたとのことで、腰痛の酷い時だけ名古屋市内の整形外科病院でシップ薬をもらってしのいでいたとおっしゃいます。
そして今回は、今までとは比べ物にならないくらいの痛みであるため、当病院に来院されました。
中腰での作業が多い方や、重い物を持つ機会が多い方はヘルニアになりやすいといわれています。この患者様は農業に従事されているということで、この条件によく当てはまります。
診察室でおはなしを伺い、慎重に診察をさせていただきました。また名古屋市内の他の病院で撮影したMRIも見せていただきました。その結果、『腰椎椎間板ヘルニア』であることがはっきりしたため、ペインクリニックのスタンダードな治療法である腰部硬膜外ブロック注射をさせていただきました。
すでに他の医療機関で検査をされている場合は持参していただけると助かります。
ペインクリニックでの腰痛治療はレントゲン・MRI・3DCTなど必須の検査が多く、高額の負担をしていただくことになります。そのため他の医療機関ですでに検査を行っている場合は、持参されることをお勧めいたします。
この患者様には腰部硬膜外ブロックを週1回のペースで10回ほど行わせていただいて、痛みがほとんど感じられなくなったとおっしゃったので、治療終了となりました。
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